こんばんは。
私はプチロングスリーパーで、8時間以上は毎日寝ないと日中しんどくなるタイプです。
こんな人間が、社会生活をまともに行えるわけがないのですが、それでも生きるためには働かなくてはならないのです。
それであれば、なるべくストレスなく、早く仕事が進むよう自分のスキルを上げていきたいと考え、安直ではありますが読書など自己研鑽を続けています。
さて、本日はIT関連の書籍を読みましたので、メモを書いていきます。
学び
①単一処理能力がどれだけ早くても、リクエストが多いと処理待ち時間は長くなる。
②マルチコア(HT対応)CPUを利用するからと言って処理が早くなるわけではない
→処理の並列化がアプリケーション側で実装できていないと意味がない
③スワップとページングの違い
→ページングはメモリのデータ管理単位であるページを補助記憶に転送して利用すること。スワッピングはプロセスをまるっと補助記憶に転送して利用する。
つまり補助記憶に転送する単位の違い。
→メモリの空き容量が足りない際に、スワップが多く発生していたらメモリが不足しているということ。
④キャッシュ機能は有効活用する。
⑤OSにはセマフォという、リソースの利用を制御するカウンタがある。
⑥HDDは意外と読み込みに時間がかかる(シーク時間やディスクの回転速度が関わる)
⑦SANとNASの違い
→色々あるとは思うが、おそらく速度が全然違う。
SANで利用するFCをEthernetに転用したFCoEという技術は、10G NWでないと利用する意味がないそう。ということは通常のFCはそれだけの早いということなのかもしれない。
⑧TCPのやり取りは意外と負荷が高いので、やり取り回数が少なくなるようAPの処理を工夫したほうがいい。
感想
OS、ストレージ、NWがメインの本ですが、全体的にアプリケーションエンジニア向け?な気がしました。
インフラ目線で勉強になったことは、やはりパフォーマンスの見方、OSがHWをどのように使うか?という詳細な仕組みの部分でしょうか。
特定の機能が動くかどうか?というところは各製品のマニュアルを読めばわかります。
ただ、処理が遅くなることを調査するには、製品マニュアルだけでは無理があります。
そういったときに、コンピュータの仕組みというところを抑えておくと調査に非常に役立つと思いますね。
ストレージ、NWの部分は人によっては見なくてもいいかもしれませんが、前半3章は必読かなと思います。
最近は思考法についての書籍を読んでいます。
今度はそちらのまとめも書いていきたいと思いますので、興味があれば確認いただければと。
それでは。