ジャケパンが似合う大人になりたい

メンタルヨワヨワSEのブログ

読んだ本をまとめる - 27

こんばんは

だいぶサボってましたね笑

また続けていくために、さくっと書いていきます。

 

推論の技術

 

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3つの推論技術とその使い方を解説している本。
推論には、帰納法演繹法アブダクションとあり、
本書では帰納法->アブダクションの順に解説し、最後に応用編として3つすべて組み合わせた推論の方法を紹介している。

 

学んだこと
帰納法
帰納法には観察できる情報から法則を導くものと、観察できない(目に見えない)情報を見つけ出して法則を導くものの2パターンある。
ビジネスで役に立つのは後者で、本文中では洞察的帰納法と呼ばれている。
・洞察的帰納法は物事の概念(抽象的な部分)を抜き出して考える。
抽象的な部分は例えばスマホであれば、電話ができる、ものを調べることができる、明かりとなる、写真が取れる、といった、そのものが持つ機能のことを表 すイメージ。
・一般的な社会事情や、起きた出来事から帰納法で法則を導くためにフレームワークが利用できる。
フレームワークに当てはめることで、法則を導くために検討が必要な観点の漏れ・ダブりがなくなる。
帰納法を実践に使うために、どんなフレームワークがあるのかを知っておく必要がある、逆に知っておくとやりやすくなる。

演繹法
演繹法はすでにある法則から、未来を予測するもの。
例えば、「売上が伸びると社員の給料が上がる」という法則がある場合、「我社の売上は伸びている」という事象に法則を当てはめると、「我社の売上は伸び ている、売上が伸びると給料が上がる、よって我社の社員の給料は上がるはず」といった未来予測ができる。
帰納法で導いた法則を演繹法で利用することができる。
そのため、帰納法で導く法則が多ければ多いほど有利となる。(予測できる未来の数が増える。)
演繹法は前提が変わることで結論も変わる。
たとえば「売上が伸びると社員の給料が上がる」以外にも「売上は同じでも、社員の数が減ると社員の給料は上がる」といったことが考えられる。この場合、 社員の数を減らすことでも給料が上がる、ということになる。
・単純に法則を当てはめるだけではなく、与えられた・自分がすでに持っている前提が正しいかどうかを常に考える。
前提を変える、前提を自分で捉え直すことで新たな仮設が見えてくる。
例えば「売上が伸びれば給料は上がる」->「社員が減れば給料は上がる」も前提の捉え直し

アブダクション
・実際に起きた事象に法則を当てはめて、事象の原因を推測するもの
・ここで言う法則も、帰納法で導いたものが利用できる。
アブダクションで仮説を作り、演繹法で仮説の確からしさを検討することができる。


感想
エンジニアという仕事柄アブダクションはよく行っていた。
帰納法演繹法で自分の法則のストックを増やすことで提案やトラブル対応にも応用ができそう。

今後仕事で推論をやっていくにあたり、まず帰納法の習慣から身につけていく必要がある。
幸い疑問には困らない職種なので仕事を有効活用しつつ、あまり仕事で使うことのなかった3C、4P、Will・Can・Mustなどのフレームワークを覚えて日常生活や仕事から法則を見つけていきたい。

 

わからなかった単語

ややもすれば:とかくある状況になりやすい様、どうかすると

VRIO:Value(価値), Rarity(希少性), Imitability(模倣困難性), Organization(運用力)

代表性:ある母集団に対して、同じ条件で実施すれば、誰が行っても、また、答える人が同じ調査母集団の別の人であっても、同じ傾向の結果が得られること

恣意的:気ままで自分勝手な様。論理的な必然性や理由がない

普遍:全体に広く行き渡ること。例外なくすべてのものに当てはまること

アナロジー:類推。ある事柄をもとに、他の事柄を推し量って考えること(推し量るはあることをもとにして検討をつける、という意味)

総花的:平等に配分する

ESG投資:投資対象の財務状況に加え、環境・社会問題・企業統治に対する取り組みを考慮して行われる投資

CSV(経営的な意味):共有価値(後述の経済的価値、社会的価値の両立)を軸にした経営

マーケティング3.0/4.0:コトラーという人?が提唱するマーケティング戦略

食育:食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること

経済価値・社会価値:利益の獲得・社会的課題の解決